“葦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あし85.7%
よし11.3%
1.5%
0.8%
ヨシ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
川口かはぐちの、あしのたくさんえてゐる、そのあしさきが、みんなとれてゐる。これは、たれつたのかとまをしますと、それは、わたしです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
三人は勇気を出して裸になりました。そして土堤どての下のよしの中へ、おそるおそる盥をおろしてやりました。盥がばちやんといひました。
(新字旧仮名) / 新美南吉(著)
すでに遣唐使けんとうしこのかたは、東洋一環の交流もあって、いわば一帯水たいすいの、遠からぬ大陸であったものの、時運の暗合は、なにか偶然でないものを覚えしめるではないか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われはまさに口を開かんとするに臨みて、神の我に光明を與へ給ふを覺えたり。先づヱネチアの配偶なる、威力ある海を敍し、それより海の兒孫なる航海者に及び、性命を一に托する漁者に及べり。
世に片葉カタハヨシと呼ばれているアシがあって、この名は昔からなかなか有名なものであり、いろいろの書物にもよく書いてあって、世人はこれを一種特別なアシ(すなわちヨシ)だと思っている。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)