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葦垣
ふりがな文庫
“葦垣”の読み方と例文
読み方
割合
あしがき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あしがき
(逆引き)
宿直
(
とのい
)
の侍の詰めているほうへは行かずに、
葦垣
(
あしがき
)
で仕切ってある西の庭のほうへそっとまわって、垣根を少しこわして中へはいった。
源氏物語:53 浮舟
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
すると、なに思ったか、千種忠顕は「——道誉どの。ちょっと」と追いすがって、彼を外の
葦垣
(
あしがき
)
の蔭へ誘おうとした。そして胸の密語を急に咡きかけそうに、その眼が挑んだ。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「一目見し人に恋ふらく
天霧
(
あまぎ
)
らし
零
(
ふ
)
り来る雪の
消
(
け
)
ぬべく念ほゆ」(巻十・二三四〇)、「花ぐはし
葦垣
(
あしがき
)
越
(
ご
)
しにただ一目相見し児ゆゑ千たび歎きつ」(巻十一・二五六五)等の例が若干ある。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
葦垣(あしがき)の例文をもっと
(5作品)
見る
葦
漢検準1級
部首:⾋
13画
垣
常用漢字
中学
部首:⼟
9画
“葦”で始まる語句
葦
葦簾
葦原
葦毛
葦簀
葦間
葦切
葦牙
葦北
葦叢
“葦垣”のふりがなが多い著者
紫式部
斎藤茂吉
吉川英治