“天霧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまぎ60.0%
あまぎら20.0%
あまぎり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一目見し人に恋ふらく天霧あまぎらしり来る雪のぬべく念ほゆ」(巻十・二三四〇)、「花ぐはし葦垣あしがきしにただ一目相見し児ゆゑ千たび歎きつ」(巻十一・二五六五)等の例が若干ある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
天霧あまぎらひ時雨の降れば狭丹づらふ紅葉は散りぬ山はさびしも
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
月の夜の白き天霧あまぎりもくもくと流れて尽きず夜灯よあかりの上 (一八九頁)
文庫版『雀の卵』覚書 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)