“あまぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
天城52.6%
甘木21.1%
天霧15.8%
雨着10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思はず脊延びして見渡すと遠く相模湾の方には夏の名残の雲の峯が渦巻いて、富士も天城あまぎいぶつた光線に包まれて見えわかぬ。
岬の端 (新字旧仮名) / 若山牧水(著)
筑前甘木あまぎの町の乙子おとこ市、すなわち十二月最終の市日にも、山姥が出るという話が古くからあった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
天霧あまぎらし降る雪見れば鵲や早や群れ飛びいづこよりとなく
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かり地震豫報ぢしんよほう天氣豫報てんきよほう程度ていどたつしても、雨天うてんおいては雨着あまぎかさようするように、また暴風ぼうふうたいしては海上かいじよう警戒けいかい勿論もちろん農作物のうさくぶつ家屋かおくとうたいしても臨機りんき處置しよち入用にゆうようであらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)