“甘木”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あまき50.0%
あまぎ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茨を木ということは似つかわしくないから、この説のごとく最初は甘木あまき・味木・天城などと、同じ意味の命名であったろう。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
入れ代ってやって来たのが甘木あまき先生である。逆上家が自分で逆上家だと名乗る者はむかしから例が少ない、これは少々変だなとさとった時は逆上のとうげはもう越している。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
十一月十八日 昨日『ホトトギス』六百号記念福岡俳句会に列席し、甘木あまぎ、上野嘉太櫨居一泊。秋月に父曾遊の跡を訪ふ。年尾、立子其他と共に。
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
筑前甘木あまぎの町の乙子おとこ市、すなわち十二月最終の市日にも、山姥が出るという話が古くからあった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)