甘木あまぎ)” の例文
十一月十八日 昨日『ホトトギス』六百号記念福岡俳句会に列席し、甘木あまぎ、上野嘉太櫨居一泊。秋月に父曾遊の跡を訪ふ。年尾、立子其他と共に。
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
筑前甘木あまぎの町の乙子おとこ市、すなわち十二月最終の市日にも、山姥が出るという話が古くからあった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
陣中の流行病にてくなりしこと、甘木あまぎの商人が暗号を誤りて剣銃にて突かれしことなど、おおよそ近郷四五里の間の遠征戸籍は一々に暗記したり、最後に館原の藤吉が
空家 (新字新仮名) / 宮崎湖処子(著)
風薫る甘木あまぎ市人いちびとつどひ来て
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)