“乙子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとご75.0%
おとこ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だいじな連絡にこんな乙子おとごを用いたのは、少年の一途いちずと敏捷のほうが、なまじな者よりは安心とした長年の考えだったものだろう。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「大事な大事な長官の乙子おとご(末子)さまだ。いったいどこへ連れて行ったんだ、人の気も知らないで」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
筑前甘木あまぎの町の乙子おとこ市、すなわち十二月最終の市日にも、山姥が出るという話が古くからあった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)