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乙女椿
ふりがな文庫
“乙女椿”の読み方と例文
読み方
割合
おとめつばき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おとめつばき
(逆引き)
梅の枝なぞは殊に延び放題延びて、黒ずんだ
旧葉
(
ふるは
)
の上に更に新しい葉を着けていた。庭の
片隅
(
かたすみ
)
には
乙女椿
(
おとめつばき
)
と並んだ、遅咲の
紅
(
あか
)
い椿もあった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
この時ちらちらと降りかかり、
冬牡丹
(
ふゆぼたん
)
、
寒菊
(
かんぎく
)
、
白玉
(
しらたま
)
、
乙女椿
(
おとめつばき
)
の
咲満
(
さきみ
)
てる上に、
白雪
(
しらゆき
)
の橋、奥殿にかかりて
玉虹
(
ぎょっこう
)
の如きを、はらはらと渡り
出
(
い
)
づる、
気高
(
けだか
)
く、世にも美しき
媛神
(
ひめがみ
)
の姿見ゆ。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
杉の木の二、三本あった庭には、赤坂からもって来た、
乙女椿
(
おとめつばき
)
や、紅梅や、
海棠
(
かいどう
)
などが、咲いたり、
蕾
(
つぼみ
)
が
膨
(
ふくら
)
んだりした。清子の大好きな草花のさまざまな種類が、植えられたり種を
播
(
ま
)
かれたりした。
遠藤(岩野)清子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
乙女椿(おとめつばき)の例文をもっと
(6作品)
見る
乙
常用漢字
中学
部首:⼄
1画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
椿
漢検準1級
部首:⽊
13画
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長谷川時雨
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