“臨機”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りんき80.0%
さそく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいはひ最初さいしよ一瞬間いつしゆんかんおいて、非常ひじよう地震ぢしんなるかいなかの判斷はんだんがついたならば、其判斷そのはんだん結果けつかによつて臨機りんき處置しよちをなすべきである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
承まはらんしかし返答に何と致して宜しかるべきやと云に伊賀亮打笑ひ未だ對面もせぬ先に返答の差※さしづは出來ず夫こそ臨機りんき應變おうへんと云者なり向ふの口上に因て即答そくたふあるべきなり口上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
よけて通らなければ出られないので、学士はその卓子越の間道を選んだので、余り臨機さそくはたらきであったから、その心を解せず、三人は驚いて四方を囲んで、ひとしく高く仰ぎ見た。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)