“りんき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悋気73.9%
悋氣13.0%
臨機8.7%
嫉妬4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
得たり賢しと、悋気りんき深い手合がつまらんことを言い触して歩きます。私は奥様の御噂さを聞くと、口惜くやしいと思うことばかりでした。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
何をまあ、あなたといふ人は、子供にまで悋氣りんきをやいて。いゝから幾らでもこんな亂暴をなさい。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
承まはらんしかし返答に何と致して宜しかるべきやと云に伊賀亮打笑ひ未だ對面もせぬ先に返答の差※さしづは出來ず夫こそ臨機りんき應變おうへんと云者なり向ふの口上に因て即答そくたふあるべきなり口上を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さては夫の嫉妬りんき深き事、くより近所の噂にも立ちて、親の話小耳に挾みし子供等の、口より口に伝はりて、現在父の悪口とも知らぬ子供の、よそでなぶられ笑はるるも、誰が心のなす業ぞや。
心の鬼 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)