“しっと”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シット
語句割合
嫉妬99.1%
嫉妒0.6%
嫉望0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実をいうと、私は、彼の作品が喝采されるごとに、云い様のない嫉妬しっとを感じずにはいられなかった。私は子供らしい敵意をさえ抱いた。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
その裏面にはまだ凝結した形にならない嫉妒しっとひそんでいたのである。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
怒りと失望と嫉望しっととに、お妻はほとんど狂わんばかりとなり、おのれどうしてくれようかと、殺伐の気さえ起こしたのであったが、それは年増であり世間知りであり、世なれている彼女であったので
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)