“しつと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嫉妬94.6%
湿2.7%
2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれ憎惡ぞうを嫉妬しつととを村落むらたれからもはなかつた。憎惡ぞうを嫉妬しつともない其處そこ故意わざ惡評あくひやうほど百姓ひやくしやう邪心じやしんつてなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
で、静子は下女に手伝はして、兄を寝せ、座敷を片付けてから、一人離室はなれに入つた。夜気が湿しつとりと籠つて、人なきへやに洋燈が明るくいてゐる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
で、靜子は下女に手傳はして、兄を寢せ、座敷を片附けてから、一人離室はなれに入つた。夜氣がしつとりと籠つて、人なき室に洋燈が明るく點いてゐる。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)