“じめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
湿50.0%
25.0%
12.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われ心に打ちうなづき、薄湿じめりせる石階のほの暗きを爪探つまさぐりて、やゝ五六段ほどくだり行きしと思ふ処に扉とおぼしき板戸あり。その中央に方五寸ほどの玻璃はり板を黒き布にて蔽ひたるがめ込み在り。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
余吾之介様を独りじめにしたいばかりの私の悪企わるだくみ、今日は余所よそながら処刑を見物する積りで、竹矢来の外から悪魔外道の眼を光らせていた浅ましい私でございます。
十字架観音 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
あかつきづゆのうはじめ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
羽交はがじめにしたまゝ、欄干から引きはがさうとしましたが、この身投男は思ひの外の剛力で、容易に八五郎の手に了へません。