“玻璃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はり61.3%
ガラス25.8%
がらす4.3%
ギヤマン2.2%
ビイドロ2.2%
ぎやまん1.1%
びいどろ1.1%
ハリ1.1%
ビードロ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなた方のお話を綜合(そうごう)してみても、……まずこの大石が、玻璃(はり)窓を破って室内に飛び込み、ランプや旋回機を破壊して当直を叩き殺す。
灯台鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
春蚕(はるご)の済んだ後で、刈取られた桑畠(くわばたけ)に新芽の出たさま、林檎(りんご)の影が庭にあるさまなど、玻璃(ガラス)越(ご)しに光った。お雪は階下(した)から上って来た。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と、大声で求め、そのお声で、すぐ妃の君が玻璃(がらす)の盌(わん)を盆にささげて、細殿の簾(す)ごしに見えたお姿と共に、外いちめんの銀世界にも初めて気づき
舶載物(はくさいもの)であろう、幅二尺七、八寸、長さ五尺ほどな玻璃(ギヤマン)の鏡——、それが、行きづまりの壁に、戸のようにはめこんであったのだ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その癖朝の内から蒼(あお)い玻璃(ビイドロ)見たような晴天で、昨日(きのう)も一昨日(おとつい)も、総六が崖の上から、十国峠の上に三日続けて見ましたという、つくね芋の形をした重い雲が影もないので
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
玻璃(ぎやまん)の壺(つぼ)に盛(も)るべく
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「無の中(うち)か、有の中か、玻璃(ハリ)瓶(びん)の中か」とウィリアムが蘇(よみ)がえれる人の様に答える。彼の眼はまだ盾を離れぬ。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
小粒な雨が、眠った湖面に玻璃(ビードロ)玉の点ポツポツを描いても、アッハハハハと卿達(おまえたち)は、大きな声で笑うだろう。
一粒の粟 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)