“ガラス”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:がらす
語句割合
硝子95.8%
玻璃3.8%
玻瑠0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事務所の角まで来ると何という事なしにいきなりみちの小石を二つ三つつかんで入口の硝子ガラスにたたきつけた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
立並んだ軽便ホテルの裏街から、ホテルの硝子ガラス戸ごしに見える、アカダマの楼上のムーラン・ルージュが風をはらんでいる。
大阪万華鏡 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
二人が塵払はたきの音のする窓の外を通った時は、岩間に咲く木瓜ぼけのように紅い女の顔が玻璃ガラスの内から映っていた。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
やがて、玻璃ガラス障子の閉めてあるところへ行って、暗い空をうかがいながら立っていたが、復た皆なの居る方へ引返した。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一つのテーブルの上には脚の折れた椅子さえ載せてあり、それと並べて振子の停った時計が置いてあるが、それには古風な銀器や玻瑠ガラス罎や支那陶器などが入れてあった。
川に面した縁側の玻瑠ガラス戸をゆする木枯の日もあつた。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)