“ハリ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:はり
語句割合
30.0%
20.0%
哈里10.0%
玻璃10.0%
10.0%
釣針10.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
壁も、トコも、ハリも、巖であつた。自身のからだすらが、既に、巖になつて居たのだ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
服曾比猟キソヒカリする月は来にけりとありて 上古は今のごとく染汁を製りて衣服を染ることはなくて ハリの実或はすみれかきつばたなどの色よき物をキヌに摺りツケてあやをなせるなり 其摺着スリツクル
カキツバタ一家言 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
タメルランののち哈里ハリ(Hali)雄志ゆうし無し、使つかいあんに伴わしめ方物ほうぶつこうす。六年、白龍庵さいあり、程済ていせいつのく。七年、建文帝、善慶里ぜんけいりに至り、襄陽じょうように至り、てんかえる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「無のうちか、有の中か、玻璃ハリびんの中か」とウィリアムがよみがえれる人の様に答える。彼の眼はまだ盾を離れぬ。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
壁上ハリツケ幾張人皮。梁上ツリサゲ五七條人腿。見那兩箇公人。一顛一倒。挺著在剥人凳上
水草さいてゐるなかへ釣針ハリをいれる
行乞記:04 (三) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
ほをりの命の還りしなに、わたつみの神のバリを手渡すとてをしへた呪言は「此ハリや、呆鈎オボチ噪鈎スヽチ貧鈎マヂチ迂鈎ウルチ
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)