“りやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
21.7%
20.0%
16.7%
8.3%
6.7%
5.0%
5.0%
5.0%
1.7%
1.7%
1.7%
1.7%
利用1.7%
1.7%
1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんでも財布せえふにやまあだるよ、七日なぬかばかりはたらえてそれでも二りやうのこつたかんな、そんでまたはず前借さきがりすこししてたんだ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
左様さやうでげすな、四品よしなで七ゑんぐらゐでは如何いかゞでげせう。士「ヤ、しからぬことをふ、かまばかりでもおまへ十五りやううたのだぜ。 ...
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
兄弟きやうだいくつろいでぜんいた。御米およね遠慮ゑんりよなく食卓しよくたく一隅ひとすみりやうした。宗助そうすけ小六ころく猪口ちよくを二三ばいづゝした。めしゝるまへに、宗助そうすけわらひながら
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しか労力らうりよく仕払しはらふべき、報酬はうしうりやう莫大ばくだいなるにくるしんで、生命いのちにもへて最惜いとをし恋人こひびとかりうばふて、交換かうくわんすべき条件でうけんつる人質ひとじちたに相違さうゐない。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「十日と云へば明後日あさつてだ。りやうさんはもう一日二日延して、えいさんに會ふてから學校へ行くとえゝのに。」
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
しん趙高てうかう、漢の王莽わうまうりやう朱异しゆい、唐の禄山、これらはみな旧主先皇せんくわうまつりごとにもしたがはず、楽しみを極めいさめをも思ひ入れず、天下てんがの乱れん事をさとらずして、民間のうれふる所を知らざりしかば
しかし後代の人々はいつかラツサアレも言つたやうに、「我々の過失をとがめるよりも我々の情熱をりやうとするであらう。」
機関車の後には、四りやうばかりの無蓋むがいトロッコが連結して、その四台のトロッコには、米俵や、野菜や、郵便や、塩叺しほがますが積み込まれて、山へ行く営林署の樵夫きこりが五六人、寒さうに俵に腰をかけてゐた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
或は遠方より熊を銃殺じゆうさつする位なり、し命中あやまりてくまのがるれば之を追捕するのいうなきなり、而るに秋田若くは越後の猟人年々此山奥に入り来りてりやうするを見れば
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
人夫中にては中島善作なるものはりやうの為めつねゆきんで深山しんざんけ入るもの、主として一行の教導けうどうをなす、一行方向にまよふことあればただちにたくみに高樹のいただきのぼりて遠望ゑんぼう
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
ハイ——といましむる御者ぎよしやの掛声勇ましく、今しも一りやうの馬車は、揚々として霞門かすみもんより日比谷公園へぞ入りきたる、ドツかとり返へりたる車上の主公は、年歯ねんしくに六十を越えたれども
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
篠田と老人とを乗せたる一りやうは、驀地まつしぐらひとせぬ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「親分には、こんな話は面白くありませんかね。あつしなんか、影法師でも生きりやうでも構はねえから、若くて綺麗な娘につき纒はれて見たいと思つてゐるんで」
二、三度頼んで見ましたが、あべこべに脅かされるだけでした。——お前さんは若い女の生きりやうかれてゐる。加持も祈祷きたうも力及ばない、いづれはその憑きものの爲めに命を
享保元年生の維嶽が二十一歳になつた元文元年に、東涯は歿した。そこで維嶽は宇野明霞の門に入り、名をりやう、字を士明と改めた。既にして亮が三十歳になつた延享二年に、又明霞が歿した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
之をつくるには先づ適宜てきぎの大さの火山石をひろ自然しぜん面の利用りやうすべき部は之を利用し
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
然らずして、いたづらに聞見をむさぼるのみならば、則ち或はがうちやうじ非をかざらんことを恐る。謂はゆるこうに兵をし、たうりやうするなり、おもんぱかる可し。
硝煙せうえん朦朧もうらうたる海洋かいやうたゝかひに、海底戰鬪艇かいていせんとうていりやうごとく、しやちごとく、怒濤どたうつて駛走しさうしつゝ、明鏡めいきやううつ海上かいじやう光景くわうけい展眸てんばうして、發射旋廻輪はつしやせんくわいりん一轉いつてんまた一轉いつてん敵艦右舷てきかんうげんきたれば右舷うげん水雷すいらいこれ轟沈がうちん