“無蓋”の読み方と例文
読み方割合
むがい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汽車の線路から、或は、石塊を積載して通過した無蓋むがい貨車の上から、転落したのではないことは其の位置によって明かである。
一枚の切符 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
なるほど、前方五百メートルのところを、たしかに、私たちと同じようなスピードで、街道を走って行く無蓋むがい自動車があった。
人造人間の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
無蓋むがいの二輪馬車は、初老の紳士と若い女とを乗せて、高原地帯の開墾場かいこんじょうから奥暗い原始林の中へ消えて行った。
熊の出る開墾地 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)