“むがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無蓋71.4%
無害14.3%
無涯7.1%
無碍7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど、前方五百メートルのところを、たしかに、私たちと同じようなスピードで、街道を走って行く無蓋むがい自動車があった。
人造人間の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
叩き伏せて、キリキリと縛ると、それは何んと、一番無害むがいらしく見えた、丸木屋の次男で、意氣事と雜俳ざつぱいに浮身をやつして居る、若旦那の雪之助ではありませんか。
そして楼蘭ろうらんを中心とする一帯の発掘に惨憺さんたんたる辛苦しんくをなめた上に、更に楼蘭を起点とする古代支那路線をたずね、「塩の結晶の耀かがや無涯むがい曠野こうや
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
虚心坦懐きょしんたんかい、去るものを追わず、来るものは拒まずという、未練も執着もない無碍むがいな境地が私の心である。
亡び行く江戸趣味 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)