新・平家物語しん・へいけものがたり01 “はしがき”に代えて01 “はしがき”にかえて
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久しからず。たゞ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂には亡びぬ。偏に風の前の塵におなじ。 遠く異朝をとぶらへば、秦の趙高、漢の王莽、梁の朱异、唐の禄山、これら …
題名が同じ作品
新・平家物語:02 ちげぐさの巻 (新字新仮名)吉川英治 (著)