“適宜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てきぎ90.9%
いいほど4.5%
てきたう4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの子 い調和とかしこい素直さと皓潔な放胆で適宜てきぎに生きるというほどいつの時代にだって新鮮な生き方はなかろうと思いますわ。
新時代女性問答 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
その日に自分がるだけの務めをしてしまってから、適宜いいほど労働ほねおりをして、湯にはいって、それから晩酌に一盃いっぱいると、同じ酒でも味がちがうようだ。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
石斧製造いしおのせいざう必要ひつえうなる砂及び水は各々おの/\適宜てきたうなる大さの土器中にたくはへられしものと想像さうざうせらる。(續出)
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)