“駛走”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しそう75.0%
しさう12.5%
はしり12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また明治の初年食物店や興行物でそのたもとが埋められた頃の橋と比べ、更に今の電車や自動車の駛走しそうしている橋と比べ
日本橋附近 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
硝煙せうえん朦朧もうらうたる海洋かいやうたゝかひに、海底戰鬪艇かいていせんとうていりやうごとく、しやちごとく、怒濤どたうつて駛走しさうしつゝ、明鏡めいきやううつ海上かいじやう光景くわうけい展眸てんばうして、發射旋廻輪はつしやせんくわいりん一轉いつてんまた一轉いつてん敵艦右舷てきかんうげんきたれば右舷うげん水雷すいらいこれ轟沈がうちん
俳優の舞臺上に於て駛走はしりを演ずるが如く、其の脚動かざるにあらざるも終に長く一處に在る状態に、凝る氣を以て事に從つて居る人の情状は實に酷似して居る。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)