“莫大”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばくだい99.3%
ばくでえ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
莫大ばくだいな富源の宝庫ヤクーツクの関門と見るべきレナ河口と、ドヴィナ湾との間に安全な定期航路を設定しようというのだそうである。
北氷洋の氷の割れる音 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
家柄は貴族に属していましたし、その上に父は商業を営んで莫大ばくだいな財産をもっていたので、何の不自由もなくゆたかに育ったのでした。
ラヴォアジエ (新字新仮名) / 石原純(著)
まア和尚さんきゝになって下せえまし、お嬢様は粂どんに逢いてえ一心から、莫大ばくでえ金子かねもって家出をしたから、大方泥坊にけられて途中でるの遣らねえのといったもんだから
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)