“れう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:レウ
語句割合
36.8%
34.2%
7.9%
5.3%
5.3%
5.3%
料理2.6%
2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所詮つまり周三がお房をよろこぶ意味が違つて、一ぶつ體が一にんの婦となり、單純たんじゆんは、併し價値かちある製作の資れうが、意味の深い心のかてとなつて了つた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
念佛ねんぶつにごつたこゑあかるくひゞいた。地上ちじやうおほうたしも滅切めつきりしろえてれうにはてられた天棚てんだな粧飾かざりあかあをかみ明瞭はつきりとしてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ふりむけてのおもてれば出額でびたい獅子鼻しゝばな反齒そつぱの三五らうといふ仇名あだなおもふべし、いろろんなくくろきに感心かんしんなはつき何處どこまでもおどけてれうほうくぼの愛敬あいけうかくしの福笑ふくわらひにるやうなまゆのつきかた
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
坊主ばうずはなしたんです。……ぢや、老爺おぢいさん——老人らうじん貴下あなたなら、貴下あなた坊主ばうずはなされた、とふ、じやうぬまこひふなは、あみすくへばれうはあるが、びくれるとぐにえて、一尾いつぴきそこたまらぬ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
宿債しゆくさいいまれうせずとやらでもある、か毛武まうぶ総常そうじやうの水の上に度〻遊んだ篷底はうていの夢の余りによしなしごとを書きつけはしたが、もとより人を酔はさうこゝろも無い、書かずともと思つてゐるほどだから
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
うつけし声々亜細亜アジヤれうず時し
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「朝顔に急がぬ膳や残りきやく」「ひそひそと何料理れうるやら榾明ほたあかり」「初秋の心づかひや味噌醤油」「大事がる馬の尾づつや秋の風」
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
恋愛なるものはこの弱性をれうじ、この不満足をいやさんが為に天より賜はりたる至大の恩恵にして、男女が互に劣情をほしいまゝにする禽獣的慾情とは品異れり。
「歌念仏」を読みて (新字旧仮名) / 北村透谷(著)