“亮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょう40.9%
すけ18.2%
リョウ9.1%
あか4.5%
あきら4.5%
さや4.5%
たす4.5%
まこと4.5%
りやう4.5%
スケ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時には知人の肖像をかいてやったりするような生活は、おそらくりょうが昔から望んでいた理想によほど近いものではなかったかと思う。
亮の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「どうだね、とてもこわい晩だったから、こちらのことを心配していたが出て来られなかった。中将や宮のすけは来ていたかね」
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
リョウヤ不才、計ヲ問イ、ハカリゴトヲ求ム、皆君ガ神算ニヅ。呉ヲタスケ、曹ヲ討チ、劉ヲ安ンジ、首尾掎角、為ニマッタシ、嗚呼公瑾今ヤ永ク別ル。何ヲオモンバカリ何ヲカ望マン。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あかるい月は日の出前に落ちて、寝静まった街の上に藍甕あいがめのような空が残った。
(新字新仮名) / 魯迅(著)
大石は紹介状の田中あきらという署名と、小泉純一持参と書いてある処とを見たきりで、封を切らずに下に置いて、女中に言った。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
針の落つる音も聞くべきまで物静かなる夜の御堂の真中に在りて、水精すゐしやうの珠数を擦る音のさやかなる響きいと冴えて神〻し。
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「帝は万物の霊を生じ、これをして天功をたすけしむ、所以ゆえに志趣は大にして、しん六合りくごうの中に飛ぶ」
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
燕王の言に曰く、始め難にう、むを得ずして兵を以てわざわいを救い、誓って奸悪かんあくを除き、宗社を安んじ、周公しゅうこうの勲を庶幾しょきせんとす。おもわざりき少主予が心をまこととせず、みずから天に絶てりと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
享保元年生の維嶽が二十一歳になつた元文元年に、東涯は歿した。そこで維嶽は宇野明霞の門に入り、名をりやう、字を士明と改めた。既にして亮が三十歳になつた延享二年に、又明霞が歿した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それをまだこの頃中宮のスケであった越前の三位通盛が此の女房を一目見て歌をよみ