すけ)” の例文
「どうだね、とてもこわい晩だったから、こちらのことを心配していたが出て来られなかった。中将や宮のすけは来ていたかね」
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「鎌倉最後の探題、赤橋修理しゅりすけ英時ひでとき(北条英時)どのが御自害の地はここだったな」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ちょうははかないふうに飛びって、山吹がかきの下に咲きこぼれている中へ舞って入る。中宮のすけをはじめとしてお手伝いの殿上役人が手に手に宮の纏頭てんとうを持って童女へ賜わった。
源氏物語:24 胡蝶 (新字新仮名) / 紫式部(著)
和田修理ノすけ助家
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)