“藍甕”の読み方と例文
読み方割合
あいがめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藍甕あいがめをぶちまけたような大川の水が、とろっと淀んで、羽毛はねのような微風と、櫓音と、人を呼ぶ声とが、川面を刷いていた。
しかしこの型染かたぞめの他に、糊引のりびきといって、布の上にじかに糊を絞り出しながら絵を描き、それを藍甕あいがめけ、これに色を差してゆく方法があります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
あかるい月は日の出前に落ちて、寝静まった街の上に藍甕あいがめのような空が残った。
(新字新仮名) / 魯迅(著)