“条件”のいろいろな読み方と例文
旧字:條件
読み方割合
じょうけん55.6%
でうけん22.2%
コンディション11.1%
タームス11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ううん、ううん」やっとかれらは水の中に罪人をほうりこむだけはしないことにしたが、それには一つの条件じょうけんがついた。
しか労力らうりよく仕払しはらふべき、報酬はうしうりやう莫大ばくだいなるにくるしんで、生命いのちにもへて最惜いとをし恋人こひびとかりうばふて、交換かうくわんすべき条件でうけんつる人質ひとじちたに相違さうゐない。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
咄嗟とっさの謀計で久野はわざと大声に「なあに心配することはないよ。向うが五秒早くたってこっちの条件コンディションが悪るかったせいだよ」
競漕 (新字新仮名) / 久米正雄(著)
七月二十一日の桑港サンフランシスコ放送が、〈条件タームスは無条件降伏でも、取扱いトリートメントは日本の抵抗期間の長さによって決定されるだろう〉という意味深長な放送をしたというので、あまり強がりをいっていると
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)