“条理”のいろいろな読み方と例文
旧字:條理
読み方割合
すじみち55.6%
じょうり22.2%
すじ11.1%
ヂヤウリ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何物を犠牲にしても生きなければ成らなかったような一生の危機に際会したものが、どうして明白な、条理すじみちの立った、矛盾の無い、道理にかなったことが言えよう。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
かれはこんな条理じょうりかなわない議論をいて、得意気に一同を見廻した。ところが誰も口を開くものがない。博物の教師は第一教場の屋根にからすがとまってるのをながめている。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それからの狂犬やまいぬが、条理すじ違いの難題といっちゃ、聞いていられなかったぜ。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
凡隊中患難クハンナン相救アヒスクヒ 困厄コンヤク相護アヒマモリ 義気ギキセメ 条理ヂヤウリ相糺アヒタダシ 若クハ独断ドクダン果激クハゲキ 儕輩サイハイサマタゲヲ成シ 若クハ儕輩サイハイ相推アヒオシ ジヨウジイキホヒニテ他人ノサマタゲヲ為ス 是モツトモツヽシム 可キ所 アヘテ アルヒハオカス勿レ
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)