“じょうり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
場裡61.5%
条理15.4%
上吏7.7%
定裏7.7%
杖履7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今は学問場裡じょうりに彼我併立の勢を成して、今後我学者のつとむる所は唯れに対して先鞭せんべんつくるに在るのみ。
人生の楽事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
私はこの諸戸の条理じょうり整然たる推理に、一応は感服したのであるが、ただ、よく考えて見ると、そうして通路丈けが解決された所で、もっと肝要な問題が、色々残っている。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ところが、財務の上吏じょうりが、それを私的運動の結果のように、かれに恩を着せてつたえたので、近藤なにがしは、それをいさぎよしとせず
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わが見るは動く世ならず、動く世を動かぬ物のたすけにて、よそながらうかがう世なり。活殺生死かっさつしょうじ乾坤けんこん定裏じょうり拈出ねんしゅつして、五彩の色相を静中に描く世なり。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すなわ上下じょうか議院の宏壮こうそう竜動府ロンドンふ市街の繁昌、車馬の華美、料理の献立、衣服杖履じょうり、日用諸雑品の名称等、すべ閭巷猥瑣りょこうわいさの事には通暁つうぎょうしていて、骨牌かるたもてあそぶ事も出来、紅茶の好悪よしあしを飲別ける事も出来
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)