条理じょうり)” の例文
旧字:條理
かれはこんな条理じょうりかなわない議論をいて、得意気に一同を見廻した。ところが誰も口を開くものがない。博物の教師は第一教場の屋根にからすがとまってるのをながめている。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私はこの諸戸の条理じょうり整然たる推理に、一応は感服したのであるが、ただ、よく考えて見ると、そうして通路丈けが解決された所で、もっと肝要な問題が、色々残っている。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)