“独断”のいろいろな読み方と例文
旧字:獨斷
読み方割合
ひとりぎめ33.3%
どくだん26.7%
ドグマ20.0%
ひとりきめ6.7%
ひとりぎ6.7%
ドクダン6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その間にもまた考えましたことは、こんな独断ひとりぎめなことを師匠の留守にして、もしや、師匠が帰って、馬鹿な奴だといってしかられるか知れない。
「まあいいよ。私も、すこし独断どくだんだったけれど、あなたを早く、博士に紹介しておいた方がいいと思ったもんだから、黙って連れていったんだ」
そういう驚くべき独断ドグマを吐き捨てて、法水は検事が書き終った覚書を取り上げた。それには、私見を交えない事象の配列のみが、正確に記述されてあった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
何事もひとの云ふ事にはつんぼで、加之おまけ独断ひとりきめの好きな不折氏も、これだけは合点がかなかつた。で、お客の顔さへ見ると、六てう文字のやうに肩を変な恰好に歪めて
私共で独断ひとりぎめにしただけで、真実ほんとうの事はまだわかっていないのです。
青バスの女 (新字新仮名) / 辰野九紫(著)
凡隊中患難クハンナン相救アヒスクヒ 困厄コンヤク相護アヒマモリ 義気ギキセメ 条理ヂヤウリ相糺アヒタダシ 若クハ独断ドクダン果激クハゲキ 儕輩サイハイサマタゲヲ成シ 若クハ儕輩サイハイ相推アヒオシ ジヨウジイキホヒニテ他人ノサマタゲヲ為ス 是モツトモツヽシム 可キ所 アヘテ アルヒハオカス勿レ
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)