独断ドグマ)” の例文
旧字:獨斷
そういう驚くべき独断ドグマを吐き捨てて、法水は検事が書き終った覚書を取り上げた。それには、私見を交えない事象の配列のみが、正確に記述されてあった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
私は「独断ドグマ」ではなく、「納得」によって闘争を進めて行かなくてはならぬ。それで私は黙って、たゞ問題が正しい方向に進むように、注意していたゞけだった。
党生活者 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
(ピエールさんの独断ドグマには、なかにすこし喰いちがいがある)
キャラコさん:05 鴎 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)