トップ
>
独断
>
ひとりぎめ
ふりがな文庫
“
独断
(
ひとりぎめ
)” の例文
旧字:
獨斷
その間にもまた考えましたことは、こんな
独断
(
ひとりぎめ
)
なことを師匠の留守にして、もしや、師匠が帰って、馬鹿な奴だといって
叱
(
しか
)
られるか知れない。
幕末維新懐古談:33 蠑螺堂百観音の成り行き
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
然し汝に感服したればとて今直に五重の塔の
工事
(
しごと
)
を汝に任するはと、
軽忽
(
かるはずみ
)
なことを老衲の
独断
(
ひとりぎめ
)
で云ふ訳にもならねば、これだけは
明瞭
(
はつきり
)
とことわつて置きまする
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
平生行きません所へそのお話を私が
独断
(
ひとりぎめ
)
で来てするように思われますのも、今さら
伊賀刀女
(
いがとうめ
)
(そのころ媒介をし歩いた種類の女)になりましたようできまりが悪うございます
源氏物語:52 東屋
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
お上人はもしか間違つてゐたら、お布施を返す積りで
独断
(
ひとりぎめ
)
の返事をした。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
しかし
汝
(
そなた
)
に感服したればとて今すぐに五重の塔の
工事
(
しごと
)
を汝に任するわと、
軽忽
(
かるはずみ
)
なことを老衲の
独断
(
ひとりぎめ
)
で言うわけにもならねば、これだけは
明瞭
(
はっきり
)
とことわっておきまする
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“独断”の意味
《名詞》
独 断(どくだん)
自分だけで物事を判断すること。
(出典:Wiktionary)
“独断(独断専行)”の解説
独断専行(どくだんせんこう)とは、単独の判断で事を行うこと。特に、軍事組織においては、受けている命令と現在の状況が矛盾した場合の指揮官の決心(独断)を指す。
(出典:Wikipedia)
独
常用漢字
小5
部首:⽝
9画
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
“独断”で始まる語句
独断的