“条下”のいろいろな読み方と例文
旧字:條下
読み方割合
くさり33.3%
くだり33.3%
じょうか33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『物語の全部は、ちょっとは語られませぬが、どの条下くさりを語れという殿様の御所望で御座いますか?』
耳無芳一の話 (新字新仮名) / 小泉八雲(著)
小歌が火と云ったのを当てに、陰陽五行の何とかいう条下くだりを繰るに、木生火きひをしょうず火生土ひつちをしょうず、これが相生そうしょうだ、水尅火みずひをこくす火尅金ひきんをこくす、これが相尅そうこくだ、自分の性を知る方法は教えてないが
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
島でなくて埼でも島と云ったことは、伊良虞いらごしま条下じょうかで説明し、また後に出て来る、倭島やまとしまの条下でも明かである。加古は今は加古郡だが、もとは(明治二十二年迄)印南郡であった。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)