“下条”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しもじょう66.7%
げでう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
王滝口への山道はその対岸にあった。御嶽登山をこころざすものはその道を取っても、越立こしだち下条しもじょう、黒田なぞの山村を経て、常磐ときわの渡しの付近に達することができた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
秋になれば下条しもじょうさんの病院で若手が一人る。最早もう概略あらかた約束が出来ていますから、うなれば患者も今よりはずっと殖えます。もう僅か半年、六箇月です。ね、待って下さい。春子さん
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
塩尻峠を越え、三里塩尻駅。堺屋彦兵衛の家に投宿す。下条げでう兄弟迎飲す。(兄名成玉せいぎよく字叔琢あざなはしゆくたく号寿仙じゆせんとがうす、弟名世簡せいかん、字季父きふ号春泰しゆんたいとがうす、松本侯臣、兄弟共泉豊洲門人なり。)
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)