『耳無芳一の話（みみなしほういちのはなし）』

七百年以上も昔の事、下ノ関海峡の壇ノ浦で、平家すなわち平族と、源氏すなわち源族との間の、永い争いの最後の戦闘が戦われた。この壇ノ浦で平家は、その一族の婦人子供ならびにその幼帝——今日安徳天皇として記憶されている——と共に、まったく滅亡した。 …

著者	小泉八雲
翻訳者	戸川明三
ジャンル	文学 > 英米文学 > 小説 物語
原題	THE STORY OF MIMI-NASHI-HOICHI
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約16分（500文字/分）
朗読目安時間	約27分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

焦慮（もが） 恐（こ） 許（とこ） 為（す） 捕（つかま） 魅（ばか） 慄然（ぞっ） 戦（いくさ） 戦争（いくさ） 下下（したじた） 最後（しまい） 演奏（わざ） 条下（くさり） 傍（そば） 首途（かどで） 身体（からだ） 吃驚（びっくり） 背後（うしろ） 周囲（まわり） 巧（うま） 治（なお） 殿居（とのい） 御前（ごぜん） 整然（ちゃん） 拭（ふ） 戦（おのの） 幻影（まぼろし）