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輛
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りやう
ふりがな文庫
“
輛
(
りやう
)” の例文
特
(
とく
)
に
國府津
(
こふづ
)
止
(
どまり
)
の
箱
(
はこ
)
が三四
輛
(
りやう
)
連結
(
れんけつ
)
してあるので
紅帽
(
あかばう
)
の
注意
(
ちゆうい
)
を
幸
(
さいはひ
)
にそれに
乘
(
の
)
り
込
(
こ
)
むと
果
(
はた
)
して
同乘者
(
どうじようしや
)
は
老人夫婦
(
らうじんふうふ
)
きりで
頗
(
すこぶ
)
る
空
(
すい
)
て
居
(
ゐ
)
た、
待
(
ま
)
ち
疲
(
くたび
)
れたのと
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
機関車の後には、四
輛
(
りやう
)
ばかりの
無蓋
(
むがい
)
トロッコが連結して、その四台のトロッコには、米俵や、野菜や、郵便や、
塩叺
(
しほがます
)
が積み込まれて、山へ行く営林署の
樵夫
(
きこり
)
が五六人、寒さうに俵に腰をかけてゐた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
米国の戦時通信記者として名高いゼエムス・バアンス氏が、今度の戦争の当初、
白耳義
(
ベルジユーム
)
にゐた折の事、ある日ブラツセルの
市街
(
まち
)
を
徜徉
(
ぶらつ
)
いてゐると、
前方
(
むかう
)
から独逸の自動車が一
輛
(
りやう
)
風を切つて飛んで来た。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
輛
漢検1級
部首:⾞
15画
“輛”を含む語句
車輛
一輛
幾輛
二輛
余輛
車輛部