“がらす”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ガラス
語句割合
硝子83.3%
7.8%
4.9%
玻璃3.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほこりよごれた硝子がらす窓には日が当たって、ところどころ生徒の並んでいるさまや、黒板やテーブルや洋服姿などがかすかにすかして見える。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
赤穂浪人がどう立ち廻ろうと、主人の側近を、この三がらすで囲んでいる以上は、指も触れさせる事ではないと、暗黙のうちに誓いを固め合っていた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのままお里に別れて橋を渡り過ぎながらふと見かえると、堤の柳は夜風に白くなびいて、稲荷のやしろの大きい銀杏いちょうのこずえに月夜がらすが啼いていた。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と云いながら出に掛ったが、玻璃がらすでトーンと頭をぶっつけて、あわてるから表へ出られやしません。