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玻璃
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がらす
ふりがな文庫
“
玻璃
(
がらす
)” の例文
と、大声で求め、そのお声で、すぐ妃の君が
玻璃
(
がらす
)
の
盌
(
わん
)
を盆にささげて、細殿の
簾
(
す
)
ごしに見えたお姿と共に、外いちめんの銀世界にも初めて気づき
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と云いながら出に掛ったが、
玻璃
(
がらす
)
でトーンと頭を
打
(
ぶっ
)
つけて、
慌
(
あわ
)
てるから表へ出られやしません。
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その部屋に寝ていると、
玻璃
(
がらす
)
窓越しに、
戸外
(
そと
)
の中庭に、
木枯
(
こがらし
)
の風が、
其処
(
そこ
)
に
落散
(
おちち
)
っている、木の葉をサラサラ音をたてて吹くのが、
如何
(
いか
)
にも
四辺
(
あたり
)
の淋しいのに、物凄く
聞
(
きこ
)
えるので
死体室
(新字新仮名)
/
岩村透
(著)
くもり
玻璃
(
がらす
)
の空のもと
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
しかし今では奇妙なもので、「もうそれも平気になった」と彼は
頗
(
すこ
)
ぶる平然として語ったが、この際弟は、思わずそこの
玻璃
(
がらす
)
窓越しに見える死体室を見て、
身震
(
みぶるい
)
をしたと、
談
(
はな
)
したのであった。
死体室
(新字新仮名)
/
岩村透
(著)
“玻璃”の意味
《名詞》
玻璃(はり, がらす)
古代インド、中国などで珍重された宝玉で七宝のひとつ。無色の水晶。
ガラスの異称。
(出典:Wiktionary)
玻
漢検1級
部首:⽟
9画
璃
常用漢字
中学
部首:⽟
14画
“玻璃”で始まる語句
玻璃窓
玻璃戸
玻璃器
玻璃盞
玻璃板
玻璃蛋白石
玻璃鐘
玻璃盃
玻璃扉
玻璃色