“玻璃窓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ガラスまど50.0%
はりまど35.7%
はりそう7.1%
がらすまど7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入相いりあひを告げる蓮華寺の鐘の音が宿直室の玻璃窓ガラスまどに響いて聞える頃は、ことに烈しい胸騒ぎを覚えて、何となくお志保の身の上も案じられる。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
「そうです……あいつは、ランプ室の周囲の大事な玻璃窓はりまどを、外から大石でぶち破って侵入したのです」
灯台鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
ベッドの上より手を伸ばして、窓かけ引き退くれば、今向こう山を離れし朝日花やかに玻璃窓はりそうにさし込みつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
大聲おほごゑ搖醒ゆりさますものがあるので、おどろいてさますと、此時このときまつたれて、部室へや玻璃窓がらすまどたうして、ながむるうみおもには、うるはしき星影ほしかげがチラ々々とうつつてつた。