“ガラスまど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
硝子窓84.0%
玻璃窓14.0%
玻璃窻2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
枕元の硝子窓ガラスまどに幽暗な光がさしているので、夜があけたのかと思って、よくよく見定めると、宵の中には寒月が照渡っていたのに
西瓜 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
二重ふたえ玻璃窓ガラスまどをきびしくとざして、大いなる陶炉とうろに火をきたる「ホテル」の食堂を出でしなれば、薄き外套がいとうをとおる午後四時の寒さはことさらに堪えがたく、はだ粟立あわだつとともに
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
二重の玻璃窻ガラスまどきびしく鎖して、大いなる陶爐に火を焚きたる「ホテル」の食堂を出でしなれば、薄き外套を透る午後四時の寒さは殊さらに堪へ難く、はだへ粟立つと共に
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)