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粟立
ふりがな文庫
“粟立”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あわだ
89.5%
あはだ
10.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あわだ
(逆引き)
コンクリートのゆかが、妙にビンビンして動脈がみんな凍ってしまいそうに肌が
粟立
(
あわだ
)
ってくる。酸っぱい酒の匂いが臭くて焦々する。
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
合点が行ったら八万四千の。身内の毛穴がゾクゾク
粟立
(
あわだ
)
つ。そんじょ、そこらの地獄の話じゃ……チャカポコチャカポコチャカポコチャカポコ……
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
粟立(あわだ)の例文をもっと
(17作品)
見る
あはだ
(逆引き)
二重
(
ふたへ
)
の
玻璃
(
ガラス
)
窻を緊しく鎖して、大いなる陶炉に火を焚きたる「ホテル」の食堂を出でしなれば、薄き外套を透る午後四時の寒さは殊さらに堪へ難く、
膚
(
はだへ
)
粟立
(
あはだ
)
つと共に
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
ゆき子は褞袍をぬいで、
粟立
(
あはだ
)
つやうな寒さの中に、手荒く硝子戸を開けて、湯殿へ降りて行つた。
檜
(
ひのき
)
の浴槽に、満々と赤い湯が溢れてゐる。もうもうとして湯気が、狭い湯殿にこもつてゐた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
粟立(あはだ)の例文をもっと
(2作品)
見る
粟
漢検準1級
部首:⽶
12画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“粟”で始まる語句
粟
粟田口
粟粒
粟津
粟餅
粟田
粟飯
粟生
粟野
粟津子
“粟立”のふりがなが多い著者
本庄陸男
谷譲次
梅崎春生
魯迅
夢野久作
林芙美子
森鴎外
山本周五郎