“粟津子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
アハツコ60.0%
あはつこ20.0%
あわつこ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おれの妻の生んだ粟津子アハツコは、罪びとの子として、何處かへ連れて行かれた。野山のけだものゝ餌食ヱジキに、くれたのだらう。可愛さうな妻よ。哀なむすこよ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
おれの妻の生んだ粟津子あはつこは、罪びとの子として、何処かへ連れて行かれ、山野のけだものの餌食ゑじきになつたのだらう。可愛さうな妻よ。哀なむすこよ。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おれの妻の生んだ粟津子あわつこは、罪びとの子として、何処かへ連れて行かれた。野山のけだものの餌食えじきに、くれたのだろう。可愛そうな妻よ。哀なむすこよ。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)