“あわだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
泡立48.6%
粟立45.9%
粟生2.7%
粟田2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまち、うしほ泡立あわだち、なみ逆卷さかまいて、其邊そのへん海嘯つなみせたやう光景くわうけいわたくし一生懸命いつせうけんめい鐵鎖てつさにぎめて、此處こゝ千番せんばん一番いちばんんだ。
合点が行ったら八万四千の。身内の毛穴がゾクゾク粟立あわだつ。そんじょ、そこらの地獄の話じゃ……チャカポコチャカポコチャカポコチャカポコ……
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
前にも既にうごとく、この人形は亡き母として姉妹あねいもとが慕い斉眉かしずく物なれば、宇宙の鬼神感動して、仮に上﨟の口をりかかる怪語を放つらんと覚えず全身粟生あわだてり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
中村楼の雨傘を借りて、それを片手にさしながら、片手には例の折詰をげて、少し、ほろ酔い加減に、い気持で、ぶらぶらと、智恩院ちおんいん山内さんないを通って、あれから、粟田あわだにかかろうとする
狸問答 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)