“はりまど”の漢字の書き方と例文
語句割合
玻璃窓100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨と晴れとの中にありて雲と共に東へ/\と行くなれば、ふるかと思えば晴れ晴るゝかと思えばまた大粒の雨玻璃窓はりまどを斜に打つ変幻極まりなき面白さに思わず窓縁まどべりをたたいて妙と呼ぶ。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
時刻ときにはひまあり、まうで来し人も多くは牧師館に赴きて、広き会堂電燈いたづらに寂しき光を放つのみなるに、不思議やへなる洋琴オルガン調しらべ、美しき讃歌の声、固くとざせる玻璃窓はりまどをかすかにれて
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
この評判を耳にして一人雀躍こおどりして喜んだのは、「玻璃窓はりまど」の郡上ぐじょう平八であった。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)