“雀躍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こおどり37.0%
こおど33.3%
こをどり11.1%
じゃくやく10.4%
こをど5.2%
じやくやく2.2%
すずめおどり0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに軽い新しい麻裏草履ぞうりをも穿いた。彼は足に力を入れて、往来の土を踏みしめ踏みしめ、雀躍こおどりしながら若い友達の方へ急いだ。
足袋 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
雀躍こおどりをしたいような、そこらじゅうを無茶苦茶に馳けてみたいような、大地の上をごろごろ転げ𢌞りたいような気持を起させるのでした。
(新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
此咄を洩聞いて雀躍こをどりしたは御園草四郎君だ。此男も大学出身の学士で今は大学院で研究してゐる。当人の咄では官費留学生の候補者ださうだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
雀躍じゃくやくとして京弥が供揃いの用意を整えて参りましたので、退屈男は直ちに駕籠を呉服橋の北町御番所めざして打たせることになりました。
しかも靈は恐れも搖ぎもせず、恰もわづらはしい肉體から獨立して、自由に行つたある一つの努力が成功したのを喜ぶかの如くに雀躍こをどりしたのであつた。
愉快ゆくわい々々、世界一せかいいち王樣わうさまだつて、此樣こん面白おもしろられるものでない。』と水兵すいへいども雀躍じやくやくした。日出雄少年ひでをせうねん猛狒ゴリラ死骸しがい流盻ながしめやりて
「かね……わしまた西洋の雀躍すずめおどりか、と思ったけ、まあ、え。」
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)