“こおどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雀躍96.2%
踊躍1.9%
踴躍1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
求めて探しても斯様かような親船は無かろうのに、偶然それを発見し得たことの仕合せを、兵馬は雀躍こおどりしてよろこばないわけにはゆきません。
運転手は踊躍こおどりした。ものすさまじい爆音を立てると、さすがに驚いたように草が騒いだ。たちまち道を一飛びに、鼠は海へ飛んで、赤島に向いて、碧色へきしょくの波に乗った。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼はこの答案を稲妻いなずまのごとく頭の奥にひらめかして、得意の余り踴躍こおどりした。あとに残った「出るような這入はいるような」ものは、大した苦労もなく約五分の間に解けた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)