“碧色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あおいろ36.4%
みどりいろ36.4%
へきしょく27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天はあくまで碧色あおいろで、地は涯ない白さであった。それでも万一のために乾飯ほしいいを腰につけ、磁石を前帯にはさんでいた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
碧色みどりいろの艶をさへ帶び、娘の蒼白い顏は、不意を喰つたにしては、少し深刻な恐怖を刻んで、美しさを破壞しない程度乍らも、物凄くゆがんで居ります。
青葉の杜を見ても、碧色へきしょくの空を見ても何となく、こう恋人にでも待たるるような、苦しいかと思うと悲しいような、又物哀れな慕わしげな気持のする頃であった。