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碧色
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へきしょく
ふりがな文庫
“
碧色
(
へきしょく
)” の例文
青葉の杜を見ても、
碧色
(
へきしょく
)
の空を見ても何となく、こう恋人にでも待たるるような、苦しいかと思うと悲しいような、又物哀れな慕わしげな気持のする頃であった。
面影:ハーン先生の一周忌に
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
運転手は
踊躍
(
こおどり
)
した。もの
凄
(
すさ
)
まじい爆音を立てると、さすがに驚いたように草が騒いだ。たちまち道を一飛びに、鼠は海へ飛んで、赤島に向いて、
碧色
(
へきしょく
)
の波に乗った。
半島一奇抄
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
下り坂の速力早く、好い気もちになって窓から
覗
(
のぞ
)
いて居ると、空にはあらぬ地の上の濃い
碧色
(
へきしょく
)
がさっと眼に
映
(
うつ
)
った。野生千鳥草の花である。彼は頭を突出して見まわした。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
碧
漢検準1級
部首:⽯
14画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“碧色”で始まる語句
碧色海岸